01 Jun 2025 Blogpost

6月5日 世界環境デー2025 #プラスチック汚染をなくそう

2025年 世界環境デー — #BeatPlasticPollution(プラスチック汚染をなくそう)

2025年の世界環境デーは、プラスチック汚染の終結をテーマに開催されます。今年のホスト国は大韓民国で、会場は済州特別自治道に決定しました。

プラスチック汚染:あらゆる場所、そして私たちの体の中にまで

何十年もの間、プラスチック汚染は地球全体に広がり、私たちの飲み水や食べ物、そして体内にまで入り込んでいます。しかしこの課題は、深刻でありながらも、明確な解決策が存在する「最も解決可能な環境問題」の一つでもあります。

世界環境デー2025では、UNEPが主導する #BeatPlasticPollution キャンペーンと連携し、世界中の地域社会がプラスチック汚染への解決策を実施・提唱することを後押しします。科学的根拠に基づいたプラスチックの影響を広く紹介し、「リフューズ(断る)」「リデュース(減らす)」「リユース(再使用)」「リサイクル」「リシンク(見直す)」という行動を促進していきます。

2025年テーマの背景と意義

プラスチック汚染は、地球が直面する「気候変動、生物多様性の損失、汚染と廃棄物」という三重の惑星危機をさらに悪化させています。世界では毎年およそ1,100万トンのプラスチック廃棄物が水系に流出し、農業や埋立地を通じて土壌にもマイクロプラスチックが蓄積されています。その社会的・環境的コストは年間3,000億〜6,000億米ドルにのぼると推定されています。

2025年の世界環境デーは、プラスチック汚染を終わらせるための国際条約交渉が進む中で開催されます。2024年11月には韓国で第5回交渉会合(INC-5)が開催され、その続きが2025年8月5〜14日にスイス・ジュネーブで行われる予定です。

ホスト国:大韓民国と済州道の取り組み

韓国が世界環境デーのグローバル行事を主催するのは1997年以来2回目。この28年間で韓国は水質・大気の改善、有害化学物質管理、生態系の保全と回復に大きく前進してきました。

特に、拡大生産者責任(EPR)制度を通じて企業を巻き込んだ長年の取り組みにより、プラスチック廃棄物対策で国際的なリーダーの一国となっています。韓国の「プラスチックのライフサイクル戦略」は、設計・生産から消費、再利用、リサイクルに至るすべての段階を対象とし、政府・企業・消費者の協力による循環型経済への転換を加速しています。

開催地の済州道では、2040年までにプラスチック汚染ゼロを目指すビジョンを2022年に発表。家庭ごみの分別は専用のリサイクル拠点での排出が義務付けられており、リサイクル率の向上と再資源化を推進しています。また、韓国初の使い捨てカップ保証金制度を導入した地域でもあります。

2025年の世界環境デーは、私たち一人ひとりの意識と行動が、未来の地球環境を左右する大きな分岐点となります。


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